サイザルバスケットについて

ケニアではサイザル麻で編むカゴ作りが盛んで、農村に住む女性たちによって手仕事として受け継がれてきました。サイザルバスケットは、サイザルの葉を刈り取って繊維をとりだし、糸に撚ってから染めたものを、乾かし、編んで作ります。日本ではサイザルバッグ、サイザルかごと呼ばれることもあります。

enplusのサイザルバスケットは、ケニアの首都ナイロビから少し離れたマチャコス、キツイ地方の職人たちの手によってつくられています。
カンバ族の女性の手仕事。カンバ族はケニアにある42の部族中5番目の人口数で全体の10%ほどを占めています。
彼女たちは家事、育児、畑仕事のかたわら、おしゃべりしながら、店番しながら、歩きながらでも、バスケットを編んでいます。


乾燥した土地に育つたくましい植物で、その葉を刈り取って繊維をとりだし、糸に撚って、編みあげる、すべての工程が職人による手作業で行われています。



丈夫で通気性がよく、バッグとしてはもちろん、インテリア・収納アイテムとしても人気があります。

enplusではシーズンごとに、編みかた・柄・サイズを変えて、新しい商品を少しずつ作っています。
新しい商品をつくることは、職人にとっては難しい挑戦です。
失敗したり、何度もやり直したり、上手くいかないことのほうが多いです。
ですが、時にすばらしい仕上がりが生まれることもあるのです!



日本の厳しい商品規格を職人たちに理解してもらうことは、文化の違いや、暮らしの優先順位の違いを理解しあうことでもありました。


バスケットの作り手とオンプリュは一つの仕事をしているチームで、作る工程を販売する工程をお互いが担っていて、バスケットの仕事は世界につながっているんだよとグループを訪ねるたびに話しています。

サイザル編みの技術は母から娘へと伝統的に受け継がれます。
しかしながら、バスケットを編むのは地道な作業。
ファインウィーブと呼ばれる、完成まで1カ月とかかるものは
熟練の職人にしか作れず、高齢化によりその作り手が少なくなっています。

オンプリュはバスケットを通じでケニアの伝統的な手工芸の継続と発展をサポートしています。



サイザル麻
サイザル麻
ここに見える糸はすべてネンゼ(太めの縦糸)
サイザルの花
サイザルの花
サイザル糸でつくったロープ 
 サイザル糸でつくったロープ