生活の中のen plus(加える)vol.18『ケニアのお母さんと日本のお母さん』

生活の中のen plus(加える)vol.18『ケニアのお母さんと日本のお母さん』

こんにちは。オンプリュスタッフ宏子です。

オンプリュのサイザルバスケットは、注文をいただいて、出荷までお時間をいただいています。

ケニアから日本へ届いて、そのまま送れるバスケットは1割弱です。

検品→お直し→ヒゲ切り(ボディから飛び出した長いサイザル糸をバリカンでカット)を経て発送します。お直しはハンドルの補強が主になります。

バッグで一番最初に傷むのはハンドルです。同じ色、ない場合は近い色の糸でハンドルの編み目と編み目の隙間を補強して編みます。

その仕事を担っているのは日本のお母さんたちです。オンプリュスタッフはオーナーのしほさんはじめ、みんな子育て中のお母さんです。なので、オンプリュのバスケットはアフリカのお母さんと日本のお母さんの共同作品です。

ハンドルに隙間があると、その部分がフニャっと曲がります。なので、その部分に糸を足してハンドルがピンと立つようにします。

少しの補強で済むものから、1時間以上かかるもの、ハンドルの位置を変えるものなど、1つ1つ状態の違うバスケットをお直しします。

時間と手間のかかるバスケットは、お直し後達成感とバスケットへの愛着がわきます。『手のかかる子ほどかわいい』です。

そして、日本のお母さんたちは常に手を動かしながら、子供の学校の話や受験の話まで、話題は尽きません。

きっと、ケニアのお母さんたちも青空の下、ママたちで話しながら編んでいるんだろうなと思います。

中には補強しても補強してもしっかりしないハンドルもあります。その場合はハンドルを外して革ハンドルへ付け替えます。

先週はじまったsummer saleでは、革ハンドルに付け替えたバスケットを中心に、最も人気のあるMSサイズとMサイズを揃えています。ボディ部分はきれいなバスケットですので、ぜひチェックしてみてください。