【2024ケニア】月曜のマーケットへ

【2024ケニア】月曜のマーケットへ

ナイロビに到着して、早速月曜のバスケットマーケットへ。到着した次の日なので、携帯電話などを整えてからになり朝早くは行けませんでしたが、バスケットを前にすると、仕入れもモードになります。

月曜はコレッタバスケットを制作してるコレッタがいる日なので顔をみにいくと、コレッタが見つからない。今日はコレッタ来てないの?と近くにいる方に聞いてみると、4月にコレッタが亡くなったと娘のサロメに聞きました。亡くなる週までマーケットに行っていたし、人を見つけると、まだ支払いしてもらってない!と言ってたとのこと。

コレッタバスケットは茶色系、または黒系の単色のバスケットのことで、コレッタの代表作から、通称コレッタバスケットと言われています。

長いことコレッタからバスケットを仕入れていたんだよと話をしたら、別の日に、村でもう1人、2人しか作れないスペシャルなバスケットをプレゼントしてくれました。どうスペシャルかというと、糸の紡ぎ方から細くて、編みも細かく、効率など全く考えていないもの。ただただ美しいバスケット。編み上げるのに2ヶ月はかかり、価格はつけられない。こんな美しいバスケットを託してもらえたことが嬉しくてちょっと泣けてしまいました。しばらくこんな編みは見てなかったので、まだ現役で作っている方がいることに感動。生きているうちに、ケニア政府が国の宝として高く買い取って、クラフトの美術館を作ったら良いのに。こういうバスケットはその方が亡くなってしまうと作れる方がいなくなってしまう。

ケニアでは簡単に人が亡くってしまう。日本の良いところの一つは医療が整っていることだと思う。コレッタは後を継いでくれる娘のサロメがいてよかった。月曜のマーケットは遅い時間に行ったので、素敵と思うバスケットは大体取り置きになっていた。当たり前かもしれないけれど、これ買うね。取り置きしておいて。と話したものは支払いがまだでもちゃんと取り置きしてくれていて、勝手に売られることはない。もちろんマーケットのバスケットに価格は一つもついていません。欲しいものはとにかく交渉。私のように海外から来たバイヤーもいるけれど、ほとんどはケニアのバイヤーさんたち。バイヤーという単語はケニアのスワヒリ語ではBAYA悪いという意味になるので、使わないようにしています。次回は朝早くやってきます!

 

 

▲コレッタの娘さんサロメさん

▲スペシャルバスケット。

▲カリオコのジュグナも登場

▲革の工房へもご挨拶へ