
カンガ(アフリカ一枚布)を身につける巻き方と着こなし
カンガは東アフリカ地域の女性が衣服として用いる一枚布です。
一枚にひとつ、「カンガセイイング」と呼ばれるスワヒリのことわざや格言、愛の言葉などが書かれています。
赤ちゃんが産まれた時にはおくるみにしたり、女性の葬送の時にはカンガで覆うというくらい、東アフリカの女性たちの人生になくてはならないものです。
現地では、日常的な光景にも、カンガが見られます。


カンガの着こなしは100通りもあると言われるほか、荷物を運ぶのに使われたりすることもあります。
今回はその中でも便利なカンガの基本の巻き方を紹介します。
*結び方はすべて真結びです。
巻きスカート
1.横向きのカンガの両端を右左それぞれの手でもちます。

2.カンガセイイングが布の下部分にくるようにして、後ろにまわします。

3.右手に持っているカンガを腰の左の内側に巻きます。(端はとびだしていて大丈夫です)

4.左手に持っているカンガを腰の右の外側に巻き、なかに入れます

5.左側のとびだしている部分をかるく結んでポケットをつくります。

6.うえからポケットごと包みます。

カンガの巻きスカートの完成です

エプロン巻き
1.カンガを縦にもちます。

2.首のうしろで結びます

3.ウエスト部分の生地の両端を少し持ち上げて、谷になる部分を作ったまま、前の丈の長さを調節して腰の後ろで結びます。


4.長さ調節をした谷の部分がポケットになります。2箇所結ぶだけでエプロンの完成です(ポケットがいらない場合にはドレープにもできます)

カーディガン巻き
1.カンガを縦に持ち、短い端同士を結びます。

2.もう片方の端も結びます。

3.カンガを横にして結んだ輪に両腕を通します。



