オンプリュの商品が届くまで~その3 出荷と到着
革仕事ができあがったら、ピックアップにいきます。
マーケットは日中でも暗いので、一度アパートにもち帰って検品し、そしてやり直しはまた持っていきます。
検品と納品を繰り返し、商品が集まってきたらインボイスを作ります。納品を締めた後で、パッキングリストを作って1日かけてパッキング。
パッキングの日にはパッキングが得意な助っ人に来てもらいます。パッキングが汚くなってしまうのは困るのでサイザルの扱いになれているニコラスを指名しています。
パッキングが済んだら、通関会社に荷物を引き取りにきてもらいます。トラックと運び手がやってきます。ナイロビ側での通関を終えて支払いを済ませるとナイロビでの業務は終了。支払いは必ずボスのポールに。絶対に他のやつにお金は渡すなよと念を押されているので。
こうして一ヶ月に及んだナイロビの出張を終えます。
最近の貨物は船便で出しているので、ナイロビからモンバサ港に貨物はつき、モンバサからシンガポール経由で横浜港につきます。
シンガポールに船が着くと数日で横浜に着きます。船会社からお知らせがあり、船が港に着くと、arrival noticeという船から貨物を下ろすための費用を支払うとdelivery orderと通関できる状態になります。
通関を終えた商品は事務所に到着。だいたいナイロビから日本の事務所まで1ヶ月から2ヶ月かかります。船は港についても、貨物をおろすのに数日かかり、港についてから通関までに1週間くらいかかります。
通関は自分でいくセルフ通関という方法もありますが、検査になると自分で貨物を動かしたり、1,000キロの荷物の移動とか、腰が1日でもう使い物にならなくなってしまうので、プロの方にお願いしています。
飛行機で貨物を送ると、基本的には数日で成田に届きます。成田では成田にある通関会社に通関をお願いします。飛行機の場合は午前に貨物が届いたら、午後には通関、という感じでスピーディー。もちろんかかる費用は段違い。
貨物が事務所についたら、荷開け、そしてまた検品です。
さあここまできたら、届いた商品をお見せできるのはすぐそこです。