ケニアの仲間たち~カリオコマーケットと革職人

カリオコマーケットには、たくさんのサイザルの職人が商品をもってきます。私が一番最初に、サイザルをつくるお母さんたちに、村に連れて行ってと声をかけたところです。今もナイロビ滞在中は週に何回かは行って、どんなバスケットが集まるかチェックしています。

またたくさんの革の職人もいます。ジュグナもそんな革職人のひとりです。

マーケットには毎日いろんなバスケットが集まりますが、ほとんどのバスケットがオープンウィーブ = ハンドルのついていない状態で並んでいます。バスケットのボディを編むサイザルの職人に、革の職人がハンドルなどをつけることによって、バッグが完成します。

なので、サイザル職人です、という人はたくさんいても、ハンドルなど編んだことないし、やりたくないという職人がほとんどです。

本当はボディだけ作っていた方が職人にとっては嬉しい話なのですが、オンプリュの生産者たちは、難しくてダメ出しも多いハンドル作りに挑戦してくれています。実はハンドルを編んでいるだけで、オンプリュの生産者たちは、スペシャルな技術をもっているわけです。

マーケットはちいさなお店が並んでいて、雨が避けれれるよう建物の間にはシートがかけてあり、その下には手仕事に従事する職人が食べたり、仕事したりぎゅうぎゅうにいます。

ケニアのバイヤーもたくさん集まっているので、自分が欲しいものはお腹に抱えているのに、他のバイヤーにとられそうになったり、約束をして持って来てもらっているのに、私より先に別の人に売っていたりと、ごちゃごちゃな中いろんな人が売ったり買ったりしています。曜日によって来るお母さんが違うので、飽きないです。

カリオコマーケットはクラフトに関わる人なら、ナイロビはわからないけど、カリオコにはいけますという感じなので、ウールの職人にウールバールを納品にきてもらって受け取ってもらったり、またサイザルの職人に取りにきてもらったりすることもあります。

ジュグナからの受取りはマーケットにも通うし、アパートに日々納品に来てもらうこともあります。

ジュグナはオーダーするとだいたいなんでもオッケーというのですが、納期に間に合わない時などそう言わずに、結局できていなかった。ということがあり、マーケットでなんで言わないのよと怒ってしまったりします。

久しぶりに行って、ジュグナのいる場所までの道を間違えたりしても、おい、どこいくつもりなんだよ。こっちだろ?と周りの人が教えてくれたりすることも。

 

 


ケニアの仲間たち